ミクロ経済学問題集
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2010年代に難関国立大学経済学部で出題された過去問題から、重複の多かった11分野を選んでいます。
解答と解説
ChatGPT等の生成AIに入力すると解答を作成して貰えます。
ミクロ経済学を勉強するうえで
道具としてのミクロ経済学
ミクロ経済学は、ひとが直感的に「経済の現象だ」とか「経済の問題だ」と思うことに適切な回答をしているとは限りません。学部で習うミクロ経済学の理論は、現実の問題意識をステーキのように切り取るには歯が立たない、とても初歩的なものです。
たとえば新千歳空港(札幌)から成田空港(東京)までの飛行機便の最安値と、たんちょう釧路空港(釧路)までの最安値を比較すると、日によっては札幌・東京間のほうが安いのです。ここで「札幌・東京間のほうが需要が厚く、格安航空会社が参入しているからなのだろう」と答えるのは簡単です。つまるところ需要と供給のどちらの機微で決まったのか、という問いに対してアルフレッド・マーシャル(1842-1924)は返事をくれます。マーシャルは、短期的な値動きは需要で決まり、長期に通用する値段は供給で決まると論じます。
往々にして、実物市場へ、需要する者(買手)は入場と退場を繰り返しますが、その一方で供給する者(売手)は長い間、市場に居続けます――どういうことかと言うと、航空会社が操業の開始と停止を繰り返すことはまず有り得ないということです。もちろん飲食店のように撤退率の高い産業はあります。ただ少なくとも買手とは比較にならないくらい長い間、市場に存在し続けるのです。新古典派の経済学は、「改革が必要なのは需要より供給だ」と考え抜くわけです。
経済学の歴史に興味を持つ
教科書に載らなかった経済学者に興味を持ち、彼らの功績を掘り起こすことは確実に勉強の助けになりますし、同時に本質的に経済学を勉強していると言えます。問題を解くだけなら、理系の学生に解かせれば、あっさり解けてしまうわけです。そもそもなぜ、教科書に載った理論は大学生に配布されているのか、それもよく考えたら不思議なものです。

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