編入とはなにか?
このサイトをご覧になっている方は、もう編入学試験についてご存じかもしれません。受験資格を持つひとが受験でき、合格すれば二年次、または三年次のいずれかの学年で学びを再開することができます。
実際に編入学試験を実施する目的は大学によって様々です。筑波大学社会・国際学群における、令和8年度編入学試験の募集要項によれば、下記の様に記載があります。
社会・国際学群社会学類では、社会科学系の学問に対する高い問題意識と意欲を持ち、希望する主専攻分野(社会学、法学、政治学、経済学)に関する初歩的な素養および論理的思考力を十分に備えている人材を評価します。【募集要項より抜粋した入学者選抜方針】
もしかすると、大学によっては、大学受験とは別途で、多様な学びを求める者に対して門戸を開いているのかもしれません。
大学編入学試験は、実施の見送り、中断や廃止になる場合があります。
同志社大学社会学部社会福祉学科:令和6年度(2024年度)は見送り※翌年度は実施
学習院大学文学部:令和3年度(2021年度)から令和5年度(2023年度)まで中断
名古屋市立大学人文社会学部:令和6年度(2024年度)から廃止
明治大学情報コミュニケーション学部:令和7年度(2025年度)から廃止
大学編入学試験における令和〇年度とは、合格した場合に四月入学する年のことで、試験日はその前年であることが多いです。
対策の要は読書
編入学試験の対策は読書が重要です。読書量の多い人には有利な入試です。過去年度の合格者の選書を真似しても、同じ学力になるとは限りません。
多くのひとが、出題分野の書籍を読んでいるとき、単に文字を目でなぞっている状態で時間が過ぎていくと思います。本人は熱心に、理解して読んでいるつもりでも、ほとんどの部分が頭の中で「?」で終わっています。意味がわからない単語や専門用語を、鉛筆で丸く囲うとよいでしょう。それでも、一回目の通読で「あれれ?」と思った語句は、実際に意味が分からなかった語句の半分以下だと思います。読めた気になっていることがほとんどだからです。
明治民法は、個人の自由および人格が等しく承認された近代市民社会の法として成立したのではなく、封建的な「家」の制度を中心とする考え方に基づくものであった。【末川博編『法学入門 第6版補訂版』有斐閣双書 p142より抜粋】
- 明治民法
- 個人の自由
- 人格
- 等しく承認する
- 近代
- 市民社会
- 法が成立する
- 封建的な家の制度
- ~に基づく
「説明してごらんなさい」と言われると困るひとが多いのではないでしょうか。
学力は、苦心して学ぶ者を裏切りませんが、なにをどう苦心したらいいか安易に決めつけることに対しては「厳罰」を与えます。塾や予備校の使命とは、その「厳罰」をあっさり回避してみせること以外にありません。その道を十年も二十年も歩んだ者が、「つまるところこのような苦心をすればよいのだ」と教えて、信じ込ませることが正しいのです。
このサイトについて
みらい学習室(および同編集部)は、編入試験対策の指導経験ある有志によって運営されています。メンバーは、いずれかの媒体で個別指導を行っています。フリーランスだったり、予備校講師だったり様々です。経験から執筆した、編入学試験の基礎力養成を目的とする講座をインターネット公開しています。自分達の指導のあり方を研究しながら、読んでおいて欲しい記事を弾き出して公開しています。
受験に直接関係するお得情報(過去問解答例・良書の紹介)を発信することは、みらい学習室の目的ではありません。実際に試験で出題された過去問題をテーマにした講座もありますが、大学・学部(学科)・年度の紐づけはしておりません。